麺闘庵(奈良市)

 奈良で評判の美味しい店を探すのに苦労するんですが、今回はマスコミ登場回数の多い話題のうどん店に行ってきました。

 観光客で賑わう興福寺・猿沢池の近くにあって、テレビ取材の写真や記事が派手に掲示されているので見つけるのには苦労しません。

 店名と“日本三大うどん処”と書かれた暖簾をくぐって入ると、昼も遅い時間で席は割と空いていました。

 店内には全国のうどん産地や歴史の表記、それに訪問者の色紙や写真がズラリと貼ってあって待つ時間も退屈しません。

 今までの経験からマスコミ登場に熱心な店は味が比例していない例が多いんですが、ココは・・・どうなんでしょう。

 出てきた「巾着うどん」は今までも発想を変えるもので、テレビで見た時は少々の驚きを感じたものです。

 出汁で煮たアゲの中にうどんが入っているんですが、早速箸で開けてうどんを食べたんですが、麺は水沢・稲庭うどんにも通じるきめ細かい麺で舌触りも優しく滑らかで美味しいものでした。

 ただ“巾着うどん”として食べていると、平凡な味に感じました。

 折角の饂飩の味がアゲとツユと馴染んでいないというか、バラバラに独立していてトータルの味として、まとまらないまま口の中で入っていく感じでした。

 この麺は“ざるうどん”として食べたほうがもっと美味しいだろうと思いました。

 ただ観光地にある店であることを考えると“話題の店”としてのアイデアメニュー、と考えれば納得できます。

 今度行くとしたら、うどんの美味しさがもっと感じられるメニューにするかな、麺は美味しいんだから。

29麺闘庵
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